抗うつ剤 太る

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服用した全ての人に出現する副作用ではありませんが、太る、太ったという話も多々あります。

 

うつ病は治したいけれど、女性としてはちょっと悩ましい作用とも言えます。

 

うつ病が発症すると食欲がなくなって、痩せたりやつれたりしそうなイメージがあるかもしれませんが、意外にもうつ病のせいで太ったという人もいます。

 

うつ病の症状の中には、食欲低下や減退というのとともに、食欲障害があります。

 

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つまり拒食や過食などに陥る人もいて、食欲コントロールがうまくいかなくなり、急激に痩せたり、急激に太ったりもします。

 

うつ病になると、気分の落ち込みとともに、無気力になり活動量がガックリ落ちる人が多いのです。

 

憂うつな気分で自室に引き籠もってしまい、ついつい何かつまんだり、スナック菓子や甘味ばかり食べたりしていれば、太ったとしても当然かもしれないですね。

 

抗うつ剤の作用として、栄養摂取するために食欲増進させて、健康な身体に戻そうというのもあります。

 

うつ病の治療としての抗うつ剤の副作用で体重増加もあるし、病気の症状としての体重増加もあるのです。

 

 

添付文書にも副作用として体重増加（食欲増進）が記載されていたりします、

 

ヒスタミン（H1）受容体遮断（抗ヒスタミン作用）薬剤には、効果として「鎮静作用」、副作用として「食欲増進作用」です。

 

脳の視床下部にある満腹中枢への刺激がなくなる事による食欲増進、グレリン分泌促進による食欲亢進、体脂肪利用抑制です。

 

「グレリン」は、成長ホルモン(エネルギー消費)の分泌や、接触量の増加、体脂肪利用の抑制などの効果のあるペプチドホルモンです。

 

つまり、グレリンが分泌されることによって食欲がでて、体脂肪も燃焼されにくくなるので、結果として太りやすいのです。

 

薬剤の効果だけでなく、ストレスによってグレリン分泌が増えることもあります。

 

ストレスがあると、つい過食に走ったりするパターンがありますが、グレリンが作用しているのかもしれません。

 

うつ病にもストレスが大きく関係していますので、病気の影響で体重増加というのも不思議ではないですね。

 

うつ病の治療中は、活動量が減っているので太りやすいということも自覚して、体重コントロールしていく必要があるでしょう。

 

規則正しい生活や食生活の見直し、適度な運動などによって、代謝を改善していけば、抗うつ剤の作用があっても体重を調整していくことは可能です。

 

 

単に「太りやすい」だけであって、必ず「太る」では無いのです。

 

女性にとっては体重増加は大問題ですが、うつ病の治療をまず優先することをおすすめします。

 

うつ症状が改善されれば、病気による体重増加も無くなりますし、回復すれば抗うつ剤も減らしたり終了させることができるのです。

 

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