うつ病と物忘れ

トップページ ＞ うつ病と物忘れ

抗うつ剤や眠剤の最安値情報

 

「うつ病の症状」と聞いて思い浮かべることが多いのは「気分の落ち込み」などですが、他にもうつ病の症状には種類があり、中には「これってうつ病の症状なの？」と思われるようなものもあります。

 

そこで、その一つと思われる「物忘れ」について解説していきます。

 

皆さんが「物忘れ」と聞いて第一に思い浮かべるのは「認知症」だと思います。

 

認知症は、脳の劣化によって引き起こされます。

 

一方うつ病による物忘れは、うつ病の主症状である「抑うつ症状」が原因となっています。

 

うつ病は神経伝達物質の減少によって頭の回転が鈍くなり、思い出すことや集中などの行動が難しくなります。

 

うつ病ではない人は、寝不足の時に頭がボーッとしてしまうことを思い浮かべると近いイメージがしやすいのではないかと思います。

 

寝不足でもないのに頭の回転が鈍く、ボーッとしてしまうことがうつ病による物忘れの原因となります。

 

うつ病による物忘れは、認知症のように年齢にともなって起きるものではなく、若い人でも起きる可能性があります。

 

うつ病による物忘れの特徴は「全体的に忘れる」というものです。

 

認知症が「最近起こった出来事を忘れる」という特徴を持っていることを考えると、忘れる範囲が広くなります。

 

もちろん、人によって物忘れの症状の現れ方にも個人差が生じますが、昔のことも忘れるような物忘れの場合にはうつ病による物忘れである可能性が高くなります。

 

うつ病による物忘れは、うつ病を治療することで解消されます。

 

認知症の場合はその原因が脳の劣化であり、基本的には根治療法がなく、「症状の進行を遅らせるための薬物療法」が中心になります。

 

しかし、うつ病による物忘れの場合には脳の伝達物質が少なくなっていることが原因なので、薬によって伝達物質の量を増やすことができればうつ病の治療が可能で、物忘れの症状も回復します。

 

認知症が一生治らない病気なので「物忘れは一生治らない」というイメージを持つ人が多いです。

 

そして、うつ病や認知症の心配をするほどに、うつ病の症状を悪化させて物忘れの症状もひどくなりやすくなります。

 

うつ病による物忘れが発生して心配になり、ストレスとなってうつ病を悪化させる、それが物忘れを悪化させ…、という悪循環を生じてしまうと、治療も長引くことになります。

 

むしろ、うつ病による物忘れを重く受け止めてしまうことでストレスとなり、うつ病の症状を悪化させる事のほうが問題になることさえあるのです。

 

ですがうつ病による物忘れは、きちんと治療を進めていけば必ず自然と治ります。

 

「うつ病の物忘れは治せるものなんだ」ということを十分に理解し、治療に専念することこそが、うつ病による物忘れの最大の治療法となります。

 

うつ病と物忘れのまとめ

 

このように、うつ病による物忘れは認知症とは全く異なるプロセスで発生し、うつ病を治療することで物忘れの症状も解消することが出来ます。

 

そこまで重く受け止めることなく、きちんとうつ病の治療を進めていくことが重要になります。

 

抗うつ剤や眠剤の最安値情報