抗うつ剤 物忘れ

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副作用として物忘れが発生する場合もあり得るのですが、うつ病の症状として出現することも多いようです。

 

うつ病が発症すると脳の機能が落ちることが多く、認知機能にも問題がでやすくなります。

 

特に高齢者の場合は、記憶障害なども相まって認知機能のリスクも高まるとされています。

 

うつ病と認知症は、脳の機能的な問題という側面が大きく、区別がつきにくく紛らわしいと言われています。

 

特に、高齢者の場合は物忘れなどが増えてきて、認知症が疑われるケースが多いのですが、実はうつ病だったというとも少なくありません。

 

現役世代のうつ病は、仕事に支障が出るとか、家事ができなくなるなど、目に見えて日常的な生活に支障がでるので、周囲からも気疲れやすいのですが、高齢者の場合はなかなか気づかれないことが多いのです。

 

外出しなくなったり、活動的でなくなったり、引き籠もりがちになったりしても、「年だから」と家族もさほど気にしなかったりします。

 

物忘れが多くなったりしても、まず疑うのは認知症だとしても仕方のないことでしょう。

 

 

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気分が常に滅入っていて笑顔が無くなりますし、意欲も減って外出もしなくなり、一日中無気力にボーッとしがちです。

 

現役世代が出勤できなくなったり、感情が乏しい状態や、頻繁にアポを忘れたりすれば、周囲が異変に気づきます。

 

集中力が落ちるのもあって些細なミスが増え、スケジュール管理ができなくなったり、数日前のことが思い出せなくなれば、仕事にはならないので大問題です。

 

うつ病の症状には、「物忘れ」「注意力散漫」「記憶障害」もあるのです。

 

うつ病には投薬治療をすることが多く、抗うつ剤、睡眠薬、精神安定薬、抗不安薬などの脳に作用する薬剤を使います。

 

抗うつ剤は脳に働きかけ作用させる薬剤なので、物忘れや知能低下、思考力低下などの副作用がでることも少なくありません。

 

精神薬だけでなく、複数の抗うつ剤を多々服用しているような場合は、相互作用などの影響もあるでしょう。

 

物忘れが増えた、忘れっぽくなった、注意量が無くなった、集中できないという症状は、抗うつ剤の副作用かもしれませんし。うつ病の症状なのかもしれません。

 

うつ病は脳が働かない状態、機能低下している状態なので、思考力も落ちますし、モノが思い出せない、考えられない、物忘れがひどくなったとしても不思議ではありません。

 

うつ病の治療をしている状態であれば、病気の症状と、抗うつ剤の副作用と、複合的に出現しているケースも少なくないでしょう。

 

いずれにせよ、うつ病が改善されれば、物忘れも改善されますし、抗うつ剤も減らしたり終了することができます。

 

まずは、治療を最優先にしましょう。

 

抗うつ剤の副作用による記憶障害は、薬剤の大量服用やアルコールを飲んだりした場合が多いのです。

 

特にアルコールは抗うつ剤の影響を、悪い方へ効果を増幅させるケースが多く、副作用の出現リスクが高くなります。

 

精神薬を服用して治療しているときは、アルコール飲酒は危険を伴いますので、避けましょう。

 

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